自分の人生に責任を取りたくない人がいます。
その心理は、自らの人生を運任せに
していた方が気が楽という側面があ
るのかもしれません。
もし、必然だと思ったら、自分と
向き合う必要が出てくるからです。
「人生は、偶然の産物」
「自分に運命を変える力はない」
そう固く信じているかのようです。
果たして、本当に、人生は、偶然の
連続で、成り立っているのでしょうか。
自分中心心理学を学んでから、昔のことを
振り返ると、そこには、偶然とは、呼べな
い日々がありました。
どんなことも、自らの選択で、
成り立っていると思うのです。
付き合った友人、選んだ学校、会社。
外的な要因があったにせよ、それも
含めて、自分の責任で、選んでいます。
人のせいにする人は、まだ、自分が
悪いと言われたくないと言いますか、
被害者意識から、抜け出せない人だ
と思いました。
自分と向き合うのが怖い人は、責任を
取ることを過剰に恐れています。
中には、見たくない現実に蓋をして
生きているような人もいます。
しかし、それでは、問題の根本は、
いつまで経っても、解決されません。
できるならば、自分と真摯に向き合い、
覚悟を決めて、行動することです。
その時、初めて、問題から、
解き放たれるのだと思います。
小手先のテクニックで、どうこうできる
問題ではないように思いました。
しかし、そんな風に、自分と向き合えない
人は、まず、自分が何を恐れているのかに
気づくことが肝心です。
それだけでも、変わってきます。
自分の気持ちに気づけば、現実を
直視することができますから。
それこそが真の強さのように感じます。
自分が今、何を考えて、何を思って、
何を感じているのか。
「動きたくない」と思っているのか、
「傷つきたくない」と思っているのか。
そこから、道は、開けてきます。
