自分中心レポート

自分中心心理学オールイズワン認定ライフ・デザイナー三竿史朗のブログです

セクハラの線引き

ある朝、とある番組で、どこからがセクハラに

なるのか、その線引きについて取り上げていた

のを私は、目撃しました。

 

例えば、こんな感じです。

 

「髪切った?」→セーフ

 

「髪切った?何か、悲しいことがあった?」

→アウト

 

「髪切った?何か、嬉しいことがあった?」

→セーフ

 

「髪切った?前の方がよかったよ」→アウト

 

これを解説していた人によれば、

相手のことを評価したら、セク

ハラになるとのことでした。

 

私は、これを聞いて、内心「こんなことで、

セクハラになるの?」と思いましたが、す

ぐに、この話は、とても、他者中心的な発

想だなとも思いました。

 

また、これを観て、この対処法を

実践する人がいるのかなと疑問に

も思いました。

 

私は、このケースで、もし、相談されたと

したら、「それ、セクハラですよ」と伝え

る方法よりも、別の対応の仕方を提案する

だろうなと思いました。

 

例えば、

 

Aさん「髪切った?前の方がよかったよ」

 

と言われた場合、

 

Bさん「そうですか?私は、

気に入っていますけどね」

 

もしくは、

 

Bさん「失礼ですね」

 

Bさん「ひどい言い方ですね」

 

などです。

 

これは、Aさんがどんな目的でそう言ったのかにも

よりますが、Bさんがこんな風に直接、Aさんと向

き合って伝えれば、何がセクハラか、ひとつひとつ

分類しなくても、対処できると思いました。

 

これは、言い換えると、Bさんが

Aさんを育てることにもなります。

 

Bさんが直にAさんに伝えることで、

Aさんが自分の言動に気づくことが

できるからです。

 

その時、基盤になるのが

「愛」ではないでしょうか。

 

こんな風に、たった一人の責任ある対応が

社会全体を変えていくきっかけになりうる

のだと、私は、自分中心心理学を学んでい

て、改めて思うのでした。