自分中心レポート

自分中心心理学オールイズワン認定ライフ・デザイナー三竿史朗のブログです

「俺が何も言わなくても、俺の考えを理解しろ」

少し前に、とある所で、こんな会話を

耳にしました。

 

Aさん「それ、辛口?」

 

Bさん「辛口も何も、俺が選んだんだから、

   辛口だろ。何で、そんなことをいち

   いち、言わなくちゃいけないんだ」

 

いかがでしょうか。

 

Bさんは、怒っていました。

 

なぜならば、その無意識の信念が

「俺が何も言わなくても、俺の

考えを理解しろ」だったからです。

 

尋ねられると、怒り出すのは、

そんな、人に対する依存心が

あるからでしょうかね。

 

しかし、これは、まだ、感情が

表に出るから、いい方でしょうか。

 

私の印象だと、年配者になってくると、

それすらも言わなくなってきそうですね。

 

気に入らないことがあっても、

黙って、ムスッとしているとか。

 

ちなみに、この場合、こういう言い方が

できると、会話は、スムーズに流れます。

 

Aさん「それ、辛口?」

 

Cさん「そうだね」

 

これで、終わりです。

 

では、なぜ、Bさんは、この言葉が

スッと出てこなかったのでしょうか。

 

それは、一つに、モデルとなる人(親など)が

そういう関わり方を知らなかったというのが

理由として、挙げられます。

 

Bさんの親もまた、同じように、

いつも、不満そうに答えていました。

 

ですから、Bさんもそれを

踏襲してしまったのですね。

 

Bさんの親も「何も言わなくても、

自分のことを理解しろ」と要求

する人でした。

 

ちなみに、そんなBさんに私は、別件で、

「親とは、距離を置けたらいいね」と

言ったことがありました。

 

それを聞いたBさんは、感情的に

なって、私にこう言いました。

 

「そんな距離を置くだなんて!!」

 

Bさんは、まだ、マイナスな関わり方でも

いいから、親と関わっていたいのだなと

再認識しました。

 

まだ、奥底では、寂しいのかもしれませんね。

 

それで、酔っ払って、我を失っていた

Bさんの親に、Bさんが怒りながらも、

絡んでいくのは、自ら、望んでいたこと

だからなのだとわかりました。

(無意識の話ですが)

 

そのやり方は、Bさんが気づくまで、

続くのでしょうね。

 

では、この連鎖を断ち切るには、

どうしたらいいのでしょうか。

 

それは、「意志」です。

 

「自分がどうしたいのか」です。

 

私は、Bさんがいつか、そのことに

気づいてくれることを願っています。