自分中心レポート

自分中心心理学オールイズワン認定ライフ・デザイナー三竿史朗のブログです

責任の所在

とある家族のお話です。

 

この家族は、家人同士の関係が

複雑に入り組んでいます。

 

ここでは、家人Aと家人Bと

呼びたいと思います。

 

家人Aが「自分のベルトがない」と

言っていました。

 

それを家人Bに「どこにあるのか、

知らないか」と尋ねていました。

 

家人Bは、「知らない」と答えていましたが、

家人Aは、その答えに納得がいっていない様子

でした。

 

なぜならば、自分(家人A)の部屋に

ないのだから、家人Bが片付けたに

違いないと思っているからでした。

 

家人Aは、以前、家人Bが勝手に自分の物を

捨てたことを根に持っているようです。

 

ですから、今回も家人Bがやったことだと

疑っていました。

 

しかし、家人Bも同じように、「前に、

あれだけ、ないと言っていたのに、

結局、自分の部屋に合ったじゃない」と

自分の主張を譲らないのでした。

 

私は、この2人は、責任の所在を

明確にしたらいいのになと思いました。

 

しかし、それを許さないのが感情です。

 

互いに、相手にして欲しいという欲求が

満たされていないのです。

 

ですから、こんな風に問題を起こすことで、

お互いの言い分がぶつかり合う結果になる

のだろうなと思いました。

 

もしも、この問題を選択の責任に基づいて、

解決しようとするならば、どうなりますか?

 

(選択の責任は、自分と相手の責任の範囲を

見極めます)

 

それは、まず、感情と行動を分けることですね。

 

ここでは、家人同士の満たされない

気持ちのことは、置いておきます。

 

そして、家人Aは、自分の物は、自分で、

管理するようにすればいいのです。

 

具体的には、物を全て、自分の部屋と

クローゼットなどに入れておくように

することです。

 

現在、この家族は、家人Aの所有物で、

家の4部屋が占有されています。

 

ですから、それをまとめることが必要です。

 

そして、家人Bも家人Aの世話を

焼くことから、手を引くことです。

 

自分のことを認めて欲しいと言って、

相手のことをしてあげるから、互いに、

依存し合うのです。

 

ですから、これらを実行すれば、お互いに

風通しのいい関係になると思いました。

 

果たして、2人は、問題を解決するために、

行動するのでしょうか。

 

はたまた、このまま、もつれ合って、

再び、このような問題を引き起こす

のでしょうか。

 

いずれにしましても、行動すれば、

済む話ですが、2人が納得するまで、

そのやり方で、やってみればいいと

思いました。

 

本当に、選択の責任を見極めることは、

大事ですね。

 

私は、相談を受ければ、助言しようと

思っています。