自分中心レポート

自分中心心理学オールイズワン認定ライフ・デザイナー三竿史朗のブログです

「社会で、成功する」ことは、他者中心?

最近、とあるネットニュースのコメント欄で、

このようなコメントを見つけました。

 

「最後は、本人では、なくて、

他者の評価です」

 

これは、とある女性アナウンサーがフリーに

なった後、その身の振り方をどうすれば

いいのかという話題に対するコメントでした。

 

私は、このコメントをした方にとって、

「社会で、成功する」ことは、他者から、

評価されることなのだなと思いました。

 

これは、自分中心心理学で言う所の

他者中心的な発想になります。

 

ここで言う、他者中心とは、極端に言えば、

生きる基準が他者からの評価にある生き方

のことです。

 

しかし、これが自分中心だったら、

どうでしょうか。

 

自分中心とは、自分に生き方の基準がある、

ものの見方、考え方のことです。

 

自分中心的な人は、周りがどう思うかよりも

自分がどう思い、どう感じたかを大切に行動

します。

 

ですから、「社会で、成功している」と

言われても、「自分は、やりたいことを

やっていただけだから」とさほど、周りの

評価を気にしない人が多いと思いました。

 

今、目の前にある、自分がやりたいことを

楽しみながら、やり続けていて、気づいたら、

目的地にたどり着いていたというのが

自分中心的な人たちの感覚かもしれませんね。

 

石原加受子氏の本の中で、

こんな例えがありました。

 

山の頂上を見て、「まだ、頂上まで、あんなに

距離がある」とため息つくのか、それとも、

一歩一歩、山道の感触を味わって、その途中の

景色を楽しみながら、登っていくのか。

 

自分中心だと、そのプロセス自体に

価値があるのだと気づきます。

 

頂上にたどり着くことだけを目標にすると、

途中の道が苦しくなるのは、火を見るよりも

明らかですね。

 

苦難を乗り越えるのが好きな人にとっては、

それが生きがいに感じるのでしょうけどね。

 

ですから、私にとって、「社会で、

成功する」こととは、そのプロセスを

大切に扱うことのように思えるのでした。