私は、数年前、とある人とSNS上で、
やり合うことがありました。
互いに自分の正しさを主張し合ったのです。
私は、持論を展開しましたが、
相手は、聞く耳を持ちません。
とにかく、私を叩くのが
目的だったようです。
相手は、私の言ったことに対しては、
直接、反論せずに、次から次へと論
点をすり替えて、舌鋒鋭く批判して
きました。
しまいには、私は、その人の支持者の
人たちからも、叩かれる始末でした。
結果、その応酬は、7時間にも及びました。
私は、自分の主張していることの正しさには、
自信がありましたが、結果は、叩きのめされ
て、憔悴したような気持ちになりました。
その後、私は、なぜ、そのようなことが
起きたのか、石原加受子氏に尋ねました。
当時、石原氏からは、こんな
アドバイスをもらいました。
それは、
「私がネガティブな形で、注目される
ことを願っていた」
というものでした。
私は、合点がいきました。
確かに、その時の私は、その人たちから、
叩かれるというネガティブな形で、注目
を集めました。
この石原氏のアドバイスは、もちろん、
私の無意識の領域についてのものです。
一般の人がこの話を聞いても、恐らく、
「それは、災難だったね」くらいの感
覚でしょう。
しかし、この出来事がきっかけで、
私は、自分の気持ちや感情、振る
舞いを見直すことができました。
他者に向かっていた意識を自分に
向けるようになったのです。
このことは、私にとって、人生のターニング
ポイントだったと言ってもいいくらいの出来
事になりました。
この時から、数年経ちますが、私は今、
とても満足いく人生を送っています。
あの時の体験がなかったら、今頃、
人と争い合う関係を築いたままだ
ったと言えるでしょうね。
