私は、庭の畑で、家庭菜園を営んでいます。
庭から採れる野菜の味は、格別ですね。
その野菜が食卓に並んだ時は、
いつもにも増して、ゆっくり、
味わって、いただいています。
とても、おいしく感じます。
そんな野菜が採れる畑ですが、
ある時、こんなことがありました。
野菜が根っこから、切られていたのです。
私は、初め、何が起きたのか、
わかりませんでした。
そして、色々と調べていく内に、
ネキリムシの存在にたどり着きました。
ネキリムシとは、蛾などの幼虫のことです。
丁度、野菜の根っこの部分を切って、
食べるので、その名前が付いていたのでした。
それからというもの、毎朝、野菜が
根っこから、切られるようになりました。
私は、最初、放っておいたのですが、
それで、問題がなくなることは、ありません。
次から次へと、根っこから、
切られていました。
そこで、ようやく、重い腰を
上げることにしました。
まず、ネットで調べたのは、
卵の殻です。
それを野菜の周りに撒くといいと
あったので、やってみました。
すると、何となく、切られている本数が
減ったような、減っていないような。
必ず、1～2本、切られることに
変わりは、ありませんでした。
他にも色々とやってみたのですが、
最終的に、決断したのは、
ネキリムシを探し出すことでした。
以前から、夜、土の中から、出てきて、
根元を切るのは、知っていたのですが、
端から、「探し出すなんて、無理だ」と
諦めていた状態でした。
ですが、ある朝、また、根元から切られた
野菜のすぐ側の穴らしき所をスコップで、
掘ってみました。
すると、どうでしょうか。
いました!!
ネキリムシが!!
思ったよりも小さかったネキリムシが
畝の表面から、1～2㎝の所に潜んでいました。
私は、そのネキリムシを畑から、遠い所に
移すと、一気に脱力して、「これまで、
悩んでいたのは、何だったのだろう」という
気持ちになりました。
いかがでしたか？
やはり、表面的な問題だけを取り扱っても、
根っこの問題を直視して、取り扱わなければ、
問題は、解決しないのだなあと改めて、
思った話でした。
今までの自分のやり方を諦めて、
改めて、決断したのがよかったです。
今回の出来事は、これまでの自分の
生き方のパターンが変わったのを
象徴的に、表わしているように思いました。
「根っこ」の問題を解決したら、
とても楽になった。
心も同じことですね。
悩みが解決すると、とても、
スッキリした気持ちになります。
それ以来、私は、枕を高くして、
眠れるようになりました。
