私たちは、普段、自分の無意識に
あまり注意を払いません。
よっぽど、意識を向けない限り、自分がどんな
言動パターンを持っているのか、気づくことは、
まずないでしょう。
しかし、どんな人もいつかは、自分の
振る舞いに責任を持って、精算する日
が必ず来ます。
そのタイミングは、人によって色々ですね。
例えば、大病を患ったのをきっかけに生き方を
見直したとか、人生が行き詰まって、どうにも
ならなくなって、初めて、自分のことを見つめ
直したという話もよく聞きます。
そんな風にトラブルなどに遭遇して、初めて
自分に気づくというパターンが多いのかもし
れません。
私の場合は、4年前にTwitterで、バッシング
されることがあって、それをきっかけに自分
のことを見つめ直すことになりました。
それでもなお、自分のことに気づくのは、
一生続くのではないかというくらいに奥
が深いです。
「もう、ここまで気づいたのだから、充分だろう」
と思っても、次から次へと新たな自分の一面に出
会います。
そう言えば、少し前に観た動画で、こんなことを
言っているものがありました。
「自分のことに全て気づいたら、その時点で、
人生は、終わりを迎えることになるでしょう」
そうですね。
ですから、日々の生活において、自分のことに
少しずつ、気づいていっているのかもしれませ
んね。
私たちの無意識の目標は、人によって違い
ますが、そのことに気づくには、具体的な
場面において、どんな自分がいたのかに意
識を向ける必要があります。
自分中心とは、自分に焦点が当たった状態のことを
言いますが、その反対の他者中心では、まず、自分
のことに気づくことがありません。
意識の焦点が他者に当たっているからです。
私も今月、誕生日を迎えますが、残りの
人生で、どこまで、自分の無意識に気づ
けるのか、日々の暮らしを大切にしなが
ら、自分と向き合っていきたいと思って
いる所です。